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ファクタリングはやばい?違法業者や詐欺|メリット&デメリット

売掛債権の回収前に現金を調達できるファクタリング。

資金調達サービスのひとつとして利用する法人や個人事業主も少なくありませんが、「ファクタリングはやばい?」「違法業者や詐欺なんじゃないの?」と心配の声もあります。

そこで今回は、ファクタリングの仕組みや評判について調査しました。

ファクタリングのメリットやデメリットから、利用しないほうがいいやばい会社の特徴まで解説していますので、参考にしてください。

ファクタリングとは?


引用元:Pixabay

ファクタリングとは、売掛債権を利用した資金調達方法のひとつです。

売掛債権:企業や個人事業主が取引先に対して未払い料金を受け取る権利

企業や個人事業主の中には、回収期日までに資金が必要になる場合があります。

ファクタリング会社に売掛債権を売れば、回収期日前に取引先に代わって手数料を引いた資金を調達することができるぞ。

ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングは資金調達法のひとつですが、同じ資金調達手段の融資などと比べてどんなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。

▼ファクタリングのメリット

  • 資金調達しやすい
  • 現金化が早い
  • 取引先の倒産リスクを回避できる

融資の場合、将来にわたって返済能力があるかを判断するために自社の業績について詳しく調べられます。

一方、ファクタリングは取引先の業績が重視されるため、資金繰りが苦しくても資金調達できる可能性がぐっと近づきます。

以下の口コミのように、資金繰りで悩む企業や個人事業主にとってファクタリングは助かる存在です。

オンラインで即日調達できるから、資金繰りで悩む中小企業や個人事業主にはファクタリングは助かるね 負債にならず信用確保できて、担保保証人も不要だから事業拡大の資金不足、業績不振、追加融資を受けられない場合とかにおすすめよね 引用元:X-@lemon_puuka

潰れそうな鉄工所です。自転車操業で融資も引っ張れないのでファクタリング利用しようと思う。引用元:5ch-個人事業主向けのファクタリングでおすすめを教えてけろ

また、融資は一般的に2週間~1ヶ月ほど審査に時間を要しますが、ファクタリングの審査にそこまで時間はかかりません。

取引先が倒産した場合はファクタリング会社が負担する契約が多いから、売掛債権の未回収リスクを避けることができるんだ。

一方、ファクタリングには次のようなデメリットがあります。

▼ファクタリングのデメリット

  • 手数料が割高
  • 調達できる資金が売掛債権の額面以下
  • 取引先の業績によって資金調達できない

ファクタリングを利用する場合、融資に比べて手数料が割高なことが多いです。

また、ファクタリングでは資金調達できるのが売掛債権の額面以下になり、そこから手数料などが引かれてかなり下回る可能性もあるので、契約前によく確認しましょう。

ファクタリングの仕組み


引用元:Pixabay

ファクタリングには、契約に関わる会社の数によって「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類に分かれます。

種類2社間ファクタリング3社間ファクタリング
契約者自社、ファクタリング会社自社、取引先、
ファクタリング会社
手数料割高リーズナブルに設定
手続き手軽でスピーディ取引先の了承が必要なので
時間がかかる

2社間ファクタリングは取引先にファクタリングの利用を知られないことが最大のポイントです。

ファクタリングを利用すると「資金繰りが厳しいのでは」と取引先に警戒されてしまうおそれがありますが、2社間なら悪印象を与える心配がありません。

▼2社間ファクタリングの流れ

  1. ファクタリング会社と売掛債権売却契約を結ぶ
  2. ファクタリング会社から手数料を引いた売掛債権額を受け取る
  3. 取引先から売掛債権の入金を受ける
  4. ファクタリング会社へ受け取った売掛金全額を支払う

2社間で契約が成立するので手軽な反面、ファクタリング会社のリスクが大きくなるため手数料は3社間に比べて割高です。

一方、3社間ファクタリングは取引先も含めて契約するため、資金回収リスクが軽減されるのが特徴です。

▼3社間ファクタリングの流れ

  1. ファクタリング会社と売掛債権売却契約を結ぶ
  2. ファクタリング会社が取引先の売掛債権を確認し、支払い契約を結ぶ
  3. ファクタリング会社から手数料を引いた売掛債権額を受け取る
  4. 取引先からファクタリング会社へ売掛金を支払う

契約までの手続きは増えるが、契約完了後は取引先とファクタリング会社が直接やりとりするから手間がかからないぞ。

ファクタリングがやばいと言われる理由


引用元:Pixabay

ファクタリングは合法の資金調達方法で、政府により規制緩和されて年々利用しやすくなっています。

しかし、インターネットでファクタリングを検索すると「やばい」というワードが出てくることがあり、ファクタリングに興味がある経営者で警戒している方も多いはずです。

合法のはずのファクタリングがなぜ「やばい」と噂されてしまうのか、調査しました。

免許や貸金業登録なしでも営業できる

融資による資金調達サービスでは、賃金業法で定められた貸金業登録をしなくてはなりません

一方、同様の資金調達サービスであるファクタリングは、免許や貸金業登録がなくても営業できます

つまり、専門の資格を持っていなくても誰でもファクタリング業を始められるってことだぞ。

もちろん、ファクタリング会社には金融サービスに詳しい方はいるでしょうが、利用者にとって不安要素のひとつになるでしょう。

ファクタリング業を規制する法律がない

賃金業者は出資法や賃金法などの法律により、利息制限など決められた規制を守ることが義務付けられています。

一方で、ファクタリング業を規制する法律は現状ありません

すなわち、手数料や利用額などは各ファクタリング会社が自由に設定できるために、利用しようとする企業や個人事業主に「やばい」と警戒される原因にもなります。

契約書を交わすときは、手数料や期限などしっかりと中身を確認することが大切だ。

給料ファクタリングの立件事例がやばい


引用元:Pixabay

給料ファクタリングは、自分の給与を債権として扱い、給料日前に買い取ってもらうファクタリングの一種です。

金融ブラックでも利用できるため、ハードルの低さから年々利用者が増加する傾向にあります。

ただし、給料は第三者が受け取ることはできないとされているため、給料ファクタリングは賃金業に該当し、賃金登録をしていない会社が行うと違法になります。

給料ファクタリングは賃金登録をしていない会社も多く、法外な利息を手数料として受け取る立件事例もあるため注意しよう。

詐欺事件で逮捕者がいる

「ファクタリングがやばい」と言われる原因のひとつとして、ファクタリング会社を装った詐欺事件があります。

2021年警視庁に逮捕された一般社団法人「ハートフルライフ協会」の幹部らは、ファクタリング会社を装って中小企業の経営者に多額の現金を貸し付け、法外な利息をかけて回収していました。

「ハートフルライフ協会」 / 出資法違反(超高金利)などの疑いで逮捕 / 2016年10月~20年5月に40都道府県の中小企業経営者ら約240人に約20億円を貸し付け、約4億円の利益を得ていたとみられる 引用元:X-@sak_07_

当初は取引先から資金を回収できなかった場合でも返済を求めないと説明していたのに、実際に期日までに支払いがなかった企業には債権額よりも高額な返済を求めていたとのことです。

ファクタリングを利用する際は、契約書に「金利」や「返済」などの融資に関するキーワードが含まれていないかよく確認しましょう。

違法業者や悪質業者がいる

残念ながら、ファクタリング会社の中にも違法業者や悪質業者が潜んでいます。

被害に遭わないために、把握しておきたい違法なファクタリング4種類をご紹介します。

  • ファクタリングを装った闇金業者
  • 賃金業登録していない給与ファクタリング会社
  • 分割払いが可能な業者
  • 手数料さえ支払えば元金回収を先延ばしにできる業者

債権を分割払いにすると融資とみなされるため、ファクタリングでは分割払いができません

同様に、手数料という名の利息を払わせて元金回収を先延ばしにする業者も悪質な金融業者である可能性が高いです。

ファクタリングは本当に違法・ヤミ金ではない?


引用元:Pixabay

ファクタリングの仕組みは、保有する売掛債権をファクタリング会社が買い取る、いわゆる民法第466条で定められた債権譲渡にあたるので違法ではありません(参考1):法務省-民法(債権関係)の改正に関する検討事項(4) 詳細版

以下の口コミのように、取引先から入金されるより前に資金調達ができるため「違法・ヤミ金なのでは?」と疑う方もいるようです。

ファクタリングって、高利貸しと言うことですか。テレビでも取り上げられたりして社会問題になっているようですが、ひとことで言えば高利貸しですか。・・・実態は高利貸しだけれど、利息制限法などには引っかからないのですか。引用元:Yahoo!知恵袋-ファクタリングって、高利貸しと言うことですか…

中には違法・悪質な業者も存在しますが、通常のファクタリング会社は金銭の貸し借りはないので安心して利用してください。

経済産業省が推奨

2020年に施行された民法改正に伴い、経済産業省では中小企業や個人事業主が資金調達しやすくするため、ファクタリングを推奨しています。(参考2):経済産業省中小企業庁-売掛債権の利用促進について

経営者の皆さん毎月の支払い大丈夫ですか?ファクタリングなら間に合います国が公認している金融サービス もうお金を借りる時代ではないんですよ! 引用元:X-@renkun0226

日本の中小企業の資金調達方法は銀行の融資に依存しており、借入金の額も年々増加傾向にあります。

中小企業への銀行の貸し渋りが目立ってきている中、資金調達の手段としてファクタリングをはじめとした他の資金調達サービスに注目が集まっているぞ。

金融庁は注意喚起

経済産業省がファクタリングを推奨している一方、金融庁ではファクタリングの利用に注意喚起しています。(参考3):金融庁-ファクタリングの利用に関する注意喚起

ファクタリングの利用事業者が増えるにつれ、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在も増加しています。

賃金業登録をしていない者がファクタリングを装って中小企業の経営者を狙っている事案が確認されているので、たとえ契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」と記載されていても中身をよく確認することが大切です

心配な点があれば、法律の専門家に相談することも検討してください。

ファクタリングでやばい会社の特徴


引用元:Pixabay

ファクタリング自体は経済産業省が推奨しているように、合法の取引です。

しかし、中には悪質な業者も紛れていますので、ファクタリングで被害に遭わないようにやばい会社の特徴をまとめました。

それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。

手数料が相場と異なる

ファクタリングの手数料の相場は以下の通りです。(参考4):日本中小企業金融サポート機構-ファクタリング手数料はいくら?

2社間ファクタリング:8~18%
3社間ファクタリング:2%〜9%

一般的に2社間より3社間のほうが低めに設定されていますが、これよりはるかに高い手数料が設定されている場合は危険性が高まります。

また、最初に提示された額から変動する場合も注意が必要です。

通常のファクタリング会社だったら、手数料の額が途中で変わることはないぞ。

分割払い・分割返済が可能

ファクタリングにおける売掛債権の回収は、3社間であればファクタリング会社が直接取引先から資金を回収するため問題はありません。

しかし、2社間の場合は利用者が取引先から資金を回収できなかったり、支払う前に使い込んでしまったりなど、何らかの理由でファクタリング会社に全額支払うことができなくなるケースがあります。

そんなとき、ファクタリング会社から分割払い・分割返済をすすめられたら要注意です。

ファクタリングは法律上分割払いできないため、違法業者の可能性が高いでしょう。

契約書や見積もりを提示しない

契約書や見積もりを提示しないファクタリング会社はそもそも論外です。

優良な会社なら、契約書を提示した上で書面で契約を交わすのが一般的です。

悪質な業者かを見極めるためにも、契約前にまずは見積もりを提示してもらうことをおすすめします。

債権回収を売主が行う契約

ファクタリングでは、売掛債権を買い取ってもらう際に回収業務もファクタリング会社に移ることが一般的です。

取引先が回収期日までに資金を用意できなかった場合、売主ではなくファクタリング会社が回収作業を行います。

そのため、売主が資金回収を行うといった契約内容であれば悪質な業者と判断していいでしょう。

取引先から資金回収できない場合、売主が肩代わりするという契約を結ぼうとする違法業者もいるから、契約書はよく確認することが大切だ。

会社が実在していない

インターネット上でファクタリング会社に依頼する際、会社が実在していない悪質業者の可能性もあるようです。

ホームページに架空の住所や会社情報を載せていることもあって、見極めるのはなかなか難しいでしょう。

ファクタリング契約を交わすなら、実際に会社に行って実態があるか確認することをおすすめします。

時間がないなら電話で問い合わせてみて、相手の話し方や態度を確かめるのも効果的だ。

口コミや評判が悪い

口コミサイトで悪い評判がないか確認しておくことも大切です。

口コミがすべてではありませんが、以下の口コミのように、どんな対応をされたか、きちんと手続きできたのかを知るためには重要な情報源です。

ファクタリング契約についてなんですが、審査も済んで電子契約書にサインまでして全て完了したら態度が悪いと言われ、契約破棄されました。 引用元:Yahoo!知恵袋-ファクタリング契約についてなんですが…

不安な気持ちを解消させるためにも、ファクタリングを利用する際には、Yahoo知恵や5ちゃんねるなどの口コミサイトも確認しておきましょう。

▼参考にしたページ一覧

(参考1):法務省-民法(債権関係)の改正に関する検討事項(4) 詳細版
(参考2):経済産業省中小企業庁-売掛債権の利用促進について
(参考3):金融庁-ファクタリングの利用に関する注意喚起
(参考4):日本中小企業金融サポート機構-ファクタリング手数料はいくら?

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