Appleギフトカードの詐欺被害に不安を感じている方、必見です!
「Appleギフトカードを買い取ってもらったのに振り込まれない!もしかして詐欺?」「高すぎる換金率のサイトを見つけたけど安全?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではAppleギフトカードを使った「買取詐欺」と「支払い詐欺」の具体的な手口、被害に遭った場合の対処法を解説します。
安全なサイトの見分け方や手元に残ったAppleギフトカードを現金に戻す方法も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
1. Appleギフトカードを使った「買取詐欺」の手口と被害
Appleギフトカードを使った「買取詐欺」の手口は主に以下の3通りです。
各手口の詳細と被害について本章で解説します。
1-1. 手口①:ギフトコードを送った瞬間に連絡が途絶える
最も多いのが買い取るふりをしてコードを要求し、現金を支払わない手口です。
詐欺買取業者は、まず市場の相場よりも明らかに高い換金率を提示して興味を持たせ、申し込みへと誘導します。
その後、氏名や連絡先などの個人情報とAppleギフトカードのコード番号を入力させれば、詐欺は完了です。
そのため別のサイトで買取申し込みに慣れている人であれば「いつもの手順ね」と違和感を覚えないでしょう。
買取に慣れていても、初めて利用する業者の場合は普段より注意が必要です。
この後に連絡しても「現在、手続き中」「査定中」などの返信・表示が続くだけで現金が振り込まれることはありません。
最終的にはサイト自体が閉鎖され、アクセスすらできなくなってしまうことも。
送ったギフトカードの額面分、そのまま被害額となってしまいます。
1-2. 手口②:理由をつけて法外な手数料を請求する
サイトの分かりにくい場所に法外な手数料を記載しておき、実際の振込金額から不当に差し引く手口です。
体裁として換金自体は行うため「ギフトコードを送った瞬間に連絡が途絶える手口」よりも巧妙です。
買取初心者の方からすると「こんなものなのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、れっきとした買取詐欺の一種と言えるでしょう。
直近で、特に多く報告されているのが「お急ぎ買取」の手数料として、90%もの法外な手数料を請求する悪質な手口です。
規約ページで「お急ぎの場合は即時買取する代わりに、算出した買取金額から90%を手数料として差し引きます」と非常に分かりにくい位置に記載し、買取額のわずか10%しか支払いません。
しかし、ここからお急ぎ手数料として90%(8,820円)が引かれるため、実際に振り込まれるのは、わずか980円。実質的な換金率は9.8%になってしまうのです。
ちなみに「お急ぎ買取」を選ばない通常買取の場合は「振込は2年後、最大で10年以内」といった非現実的な条件が記載されているので、実質的にお急ぎ買取しか選択できません。
「選んだ」のではなく「いつのまにか選ばされていた」というのが実態です。
このお急ぎ買取系の被害に遭われた場合は警察、もしくは消費者庁が設置している「消費者ホットライン」に相談しましょう。
ここから各自治体のより身近な相談窓口へと案内してもらえます。
電話番号:188
平日:9時00分から17時00分まで(窓口により変動)
土日祝日:10時00分から16時00分まで(窓口により変動)
繋がらない場合は国民生活センターの「平日バックアップ相談」も利用可能
電話番号:03-3446-1623
平日:10時~12時/13時~16時
1-3. 手口③:入手した個人情報を悪用・転売する
ギフトコードを騙し取るだけではなく、買取の際に提出された個人情報まで不正に利用する手口もあります。
多くの買取サイトでは、古物営業法に基づき、申し込みの際に運転免許証やマイナンバーカードといった身分証明書の提出を義務付けています。
詐欺業者を利用してしまうと、この際に提出された個人情報を使ってクレジットカードが勝手に作られたり、消費者金融に登録されることも。
また、詐欺のターゲットリストに名前が載せられ、個人情報が売られる可能性もあるので注意が必要です。
2. Appleギフトカードの買取詐欺被害を防ぐ方法
買取詐欺の被害に遭うのを防ぐため、以下の3つのポイントは押さえておきましょう。
これらをチェックすれば初めて利用するサイトでも、安全か否かをグッと判断しやすくなります。
2-1. 古物商許可番号と運営者情報を確認する
利用を検討しているサイトの「古物商許可番号」と運営者情報をまずは確認しましょう。
金券やギフトカードの買取は「古物営業法」の規制対象であり、事業として行うには、各都道府県の公安委員会から「古物商許可」を得る必要があります。
正規の業者であれば、必ず公式サイトの「会社概要」や「特定商取引法に基づく表記」といったページに取得した許可番号を記載しています。
番号が記載されていないサイトは、法律を遵守していない違法な業者である可能性が高いので避けるべきです。
(※クリックで表示)
第○○○○○○○○○○号
株式会社○○○○
また運営会社の情報が記載されているかも併せて確認しておきましょう。
特にチェックしたいのは以下のポイントです。
- 運営会社の正式名称
- 事業所の住所
- 電話番号が固定電話か
- 運営会社のホームページの有無
名称や住所は実際に検索して「悪評がないか」「実態があるか」まで精査することをおすすめします。
そして固定電話かをチェックするのは悪徳業者の場合、追跡を逃れるために取得と解約をしやすい携帯電話番号を使用する傾向があるからです。
サイトに申し込む前にこれらのポイントは必ずチェックしておきましょう。
2-2. 換金率が市場相場から大きく外れていないか調べる
換金率が市場の相場よりも高すぎないか調べておきましょう。
現在、優良買取サイトにおけるAppleギフトカードの換金率は、おおむね80%から95%の範囲で推移しています。
相場は常に変動しますが、この範囲を大きく超えることは基本的にありません。
しかし、詐欺サイトは利用者を取り込むために「換金率99%」や「業界最高レート」といった高すぎる換金率を提示することがあります。
仮に99%で買い取ってしまうと、差額の1%でサーバー維持費や従業員の給与を支払うことも難しいでしょう。
そのため、健全に利益を得てサイトを運用しようとしていれば「99%」といった高額すぎる換金率は設定できないのです。
2-3. SNSや口コミで評判を確認する
買取サイトを選ぶ際は公式サイトの情報だけでなく、第三者の評価を参考にすることが重要です。
公式サイトには自社に都合の良いことばかりが書かれているため、その情報だけを鵜呑みにしてしまうと詐欺サイトにひっかかりやすくなってしまいます。
サイトを利用した人が、SNSや口コミサイトに投稿した評判を確認してみましょう。
X(旧Twitter)などでサイト名を検索してみると、良い評判だけでなく、「振込が遅かった」「手数料が思ったより高かった」といったネガティブな側面も確認できます。
このようなメリットとデメリットを比較した上で信頼できるサイトかを判断しましょう。
詐欺サイトの場合、被害に遭われた方が情報発信していることがあり、詐欺サイトの過去に使用していた屋号、現在の屋号まで確認できます。
3. 【近年増加】Appleギフトカード使った「支払い詐欺」の手口と被害
Appleギフトカードを支払いに使わせる「支払い詐欺」の手口は、主に以下の3パターンです。
買取詐欺よりも多くの方がターゲットになりやすい詐欺でもあるので、事前に手口を把握しておきましょう。
3-1. 手口①:LINE・SNSで知人になりすまし購入を依頼する
LINEやInstagramといったSNSアカウントを乗っ取り、知人になりすましてAppleギフトカードの購入を依頼する手口です。
詐欺師はまず、あなたのご友人のアカウントを乗っ取ります。
そして、その乗っ取ったアカウントを使い、登録されている友人や知人に対して本人のようにメッセージを送ってくるのです。
その際「今、携帯をなくしてしまって連絡が取れないんだ」「仕事中で手が離せないから、代わりに買ってきてくれないかな?」などと嘘をついてきます。
そして、コンビニなどで高額なAppleギフトカードを複数枚購入するように依頼し、購入が終わると「カード裏面のコード番号を写真に撮って送ってほしい」と要求するのがよくある流れです。
その要求に応じてコード番号を送ってしまうと、詐欺師にギフトコードをだまし取られてしまうので注意しましょう。
3-2. 手口②:「ウイルス感染」と偽の警告を送る
パソコンやスマートフォンに突然「ウイルスに感染しました」といった偽の警告画面を表示させ、利用者の不安を巧みに煽って金銭をだまし取る手口です。
多くの場合、警告音や警告メッセージが画面上に表示され、「このまま放置すると個人情報が流出します」「システムが破損します」といった言葉で焦らせてきます。
そして、偽の警告画面にはサポートセンターなどの電話番号が記載されており、電話をかけるように誘導。
もし、その番号に電話をかけてしまうと偽のサポート担当者が電話口に出て、修理費用やセキュリティソフトの代金と称して高額な支払いを要求してきます。
その際支払い方法としてクレジットカードや銀行振込ではなく、コンビニでAppleギフトカードを購入し、そのコード番号を電話口で伝えるように指示してきます。
銀行口座やクレジットカードよりもハードルが低く、誰でも容易に購入できるためAppleギフトカードが支払いに用いられます。
また、詐欺師側の身元がバレにくいのも1つの要因です。
突然の警告画面が表示されても慌てず、画面に表示された電話番号には連絡しないようにしましょう。
(※クリックで表示)
3-3. 手口③:「未納料金がある」と脅す
「有料サイトの未納料金が発生しています」といった内容のメールやSMS、電話を使ってギフトコードを脅し取る手口です。
詐欺師は「このまま支払わないと法的な手続きに移行します」といった脅し文句で精神的なプレッシャーをかけてきます。
さらに手口を巧妙にするため、実在する裁判所や弁護士事務所、大手企業の名前を騙ることも。
そして「本日中に支払わなければ差し押さえになる」などと支払いを急がせることで、冷静に考える時間を与えず、正常な判断ができない状態に追い込みます。
最終的に、その架空の未納料金の支払い方法として、Appleギフトカードを購入させギフトコードを伝えるように指示してくるので注意が必要です。
4. Appleギフトカードの詐欺被害に遭った場合の対処法
万が一、詐欺被害に遭ってしまった場合に取るべき対処法は、以下の3つが挙げられます。
被害に遭った直後は焦ってしまいますが、まずは落ち着いてこれらの対策を進めていきましょう。
4-1. やり取りの履歴を保存する
万が一詐欺被害に遭ってしまったら、まず最初に詐欺師とのやり取りの履歴をすべて証拠として保存しましょう。
具体的にはメールの本文、LINEやSNSのメッセージ画面のスクリーンショット、詐欺サイトのURL、指定された電話番号や通話履歴など、関連する情報を全て保存しておくと完璧です。
また、それらの証拠と合わせて「いつ、どのサイトで、どのような手口で被害に遭ったのか、そして被害金額はいくらなのか」といった情報をまとめておくと、後の相談がスムーズに進みます。
被害に遭った直後は焦りがちですが、まずは落ち着いて証拠の保存から始めましょう。
4-2. 警察へ連絡し被害届を提出する
次に警察へ連絡し、被害届を提出しましょう。
ご自宅の最寄りの警察署に直接出向いて相談しても良いですが、どこに相談すればよいか分からない場合は警察相談専用電話である「#9110」に電話をかけましょう。
相談することで適切な部署につないでくれたり、法テラス・消費生活センターなど専門機関への紹介も行ってくれます。
受付時間は平日の午前8:30から午後5:15までとなっており、土日・祝日及び時間外は当直又は音声案内での対応となるので事前に把握しておきましょう。
このタイミングで保存していた事前に保存していたやりとりの履歴を提出するとスムーズに相談が進みます。
4-3. Appleサポート・クレジットカード会社に連絡する
Appleサポートやクレジットカード会社に連絡しておくことも重要です。
まずAppleサポートに連絡し、被害に遭ったAppleギフトカードのコード番号を報告しましょう。
もし、コードが使用されていなければ、Apple側でコードの利用を停止する措置を取ってもらえる可能性があります。
ただし、時間との勝負になるため、被害に気づいたら早めに連絡しましょう。
電話番号:0120-277-535
営業時間:月〜金:9:00~19:00 土日祝:9:00~17:00
次に、Appleギフトカードをクレジットカードで購入した場合は、カード会社にも事情を説明してください。
Appleアカウントとクレジットカードが紐づけられている場合、クレジットカード情報が漏洩することもあるので連絡しておきましょう。
カード会社に「不正利用が発生していないか」を確認し、万が一発生していた場合は利用停止や再発行を依頼すればより安心です。
5. Appleギフトカードの詐欺被害に遭った際の返金・返品は不可
詐欺被害に遭った際の返金や返品について、知っておくべき重要なポイントは以下の2点です。
まず公式からの返金対応が望めない理由や現金に戻す手段について解説します。
5-1. 返金・返品ができない理由
一度購入したAppleギフトカードは、詐欺被害に遭った場合であっても原則として返金や返品することができません。
Apple公式サイトの利用規約に、一度購入されたギフトカードの返金・返品には応じられないと明記されています。
備考: アカウントの作成ならびに使用許諾および使用条件への事前の承諾が必要となります。
お客様は13歳以上で、日本にお住まいでなければいけません。
互換性のあるソフトウェア、ハードウェアおよびインターネットアクセスが必要です。
返金はできません(法律に定める場合を除く)。
引用:Apple Gift Cardおよびコード、Appleアカウント残高、およびコンテンツコード利用規約
これには2つの理由があります。
まず第一に、Appleギフトカードは使用済みかどうかをカード本体やアカウントから特定することが難しく、返金対象であるか否かが判別できません。
そして、一度アカウントにチャージされていると未使用状態に戻すこともできないので返品は困難となっています。
二つ目に、もし簡単に返金できる仕組みにしてしまうと、盗んだギフトカードを現金に戻したり、一度使ったコードを「使えなかった」と返金を要求したりする不正が横行しかねないからです。
そのた、Apple公式による返金や返品はできないものと考えておきましょう。
5-2. 優良買取サイトに売れば現金に戻せる
意外と多いのが「詐欺だと気づいてコードを送る寸前で思いとどまったものの、手元には使い道のないAppleギフトカードが残ってしまった…」というケースです。
公式からの返金対応は受けられませんが、優良サイトに依頼すれば現金に戻せます。
実際、警察に相談したところ買取サイトへ依頼することを促されたケースも。
買取サイトは高くても95%程度の換金率となっているため、支払ったAppleギフトカードの額面を全て取り戻すことはできません。
ただ、使い道のない状態で残しておくよりも有意義に使える場合があるので、選択肢として覚えておきましょう。
6. Appleギフトカードが詐欺に使われる理由
Appleギフトカードが詐欺に悪用されやすいのには、主に以下の3つの理由があります。
どれも詐欺師にとって好都合な特徴で、Appleギフトカードの利便性が悪用されてしまっています。
各理由の詳細を本章で解説します。
6-1. 誰が使ったか特定されにくいから
Appleギフトカードはクレジットカードなどとは異なり「誰が購入し、誰が使用したのか」を特定するのが困難です。
クレジットカードであればカード情報と個人情報が紐づいているため身元を特定できます。
しかし、Appleギフトカードは購入する際に、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認が不要です。
そのため、購入させたカードのコード番号さえ手に入れてしまえば、自分の身元を明かすことなくアカウントにチャージできてしまいます。
さらに、だまし取ったギフトカードを使用しiPhoneやMacBookといった換金しやすい人気商品を購入して転売すれば、さらに追跡は困難に。
このように匿名性が高く、その後の換金も容易なためAppleギフトカードは詐欺に用いられることがあります。
6-2. 誰でも簡単に購入できるから
全国のコンビニエンスストアや家電量販店、オンラインストアなどで、いつでも誰でも簡単に入手できることが詐欺に利用される要因となっています。
Appleギフトカードの購入は比較的身近な場所で済ませられますし、クレジットカードがなくても問題なく、身分証の提示も不要です。
そのため、詐欺師からするとターゲットを絞る必要がありません。
また「銀行のATMで知らない口座に振り込む」という行為には多くの人が警戒しますが、「近所のコンビニでギフトカードを買う」のは比較的ハードルが低いと言えるでしょう。
このような購入の手軽さや心理的なハードルの低さから詐欺に利用されることもあります。
6-3. コード番号だけで簡単に取引できるから
「カードに記載された16桁のコード番号さえ分かれば良い」という手軽さも悪用される1つの要因です。
通常の金品であればハードルの高い口座への振り込み、もしくは手渡しや郵送といった物理的な受け渡しが必要ですが、Appleギフトカードの場合はその必要がありません。
被害者がカード裏面のコードをスマートフォンのカメラで撮影し、その画像をLINEやメールで送信するだけで取引は完了してしまいます。
そのため、日本国内はもちろん海外からでも、遠隔で簡単にコードをだまし取ることが可能です。
こうした手軽さ、匿名性、ハードルの低さが揃っているため詐欺に用いられています。
7. Appleギフトカードの詐欺に関するよくある質問
Appleギフトカードの詐欺に関して特に多く寄せられる、以下の3つの質問にお答えします。
では、ご覧下さい。
7-1. Appleギフトカードの詐欺に遭ったらどこに連絡すればいい?
Appleギフトカードの詐欺被害に遭った際は以下の窓口に連絡しましょう。
相談窓口 | 連絡先 | 主な役割 |
---|---|---|
警察 | 最寄りの警察署 に直接向かう 電話番号:#9110 |
被害届の提出、事件の捜査 |
Appleサポート | 電話番号:0120-277-535 | 不正利用されたコードの利用停止 |
消費者ホットライン | 電話番号:188 | 消費者トラブル全般の相談、助言 |
クレジットカード会社 | カード裏面の連絡先 | カードで購入した場合の支払い停止や補償の相談 |
どこに連絡すべきか迷った場合は、消費者ホットライン「188」に電話すれば、適切な窓口に案内してもらえます。
7-2. Appleギフトカードが使用済みか、どう確認すればいい?
Appleギフトカードが使用済みかどうかは、Apple公式サイトの残高確認ページで確認できます。
手順は以下の通りです。
- 上記URLにアクセス
- 「こちら」をタップ
- サインインする
- ギフトコードを入力する
- 金額が表示されれば残高あり、使用済みの場合は0円もしくはコード入力から進まない画面になります。

- 残高ある場合
- 使用済の場合※


※下記の表記に注意!!

この表記も基本的に使用済みの場合に表示されますが、稀にサイトのバグで表示されることも。
そのためページを開きなおし、ログインしての確認が必要です。
再度確認しても残高が表示されなかった場合は使用済みと判断して良いでしょう。
7-3. Appleギフトカード詐欺は逮捕される?
Appleギフトカードを悪用した詐欺は、刑法246条の「詐欺罪」に該当するため、逮捕される可能性があります。
✔️刑法246条の全文
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
引用元:e-Gov法令検索 刑法第二百四十六条
これは簡単に言うと「嘘をついて相手を騙し、その結果として相手に財産(お金や価値のあるモノ)を差し出させる行為」が詐欺罪にあたるということです。
- 「ウイルスに感染した」「サイトの未納料金がある」と嘘をついている
- それを信じた被害者が、指示通りにAppleギフトカードを購入してコード番号を教えてしまう
実際に逮捕された事例として、千葉県でアダルトサイトの登録料としてAppleギフトカードをだまし取った人物が逮捕されています。
参考:産経新聞「詐欺疑い、経営者2人逮捕 総額9千万円超か 電子マネーのコードをだまし取る 千葉」
【まとめ】Appleギフトカード買取詐欺・支払い詐欺は巧妙化しているので注意
本記事では、Appleギフトカードを悪用した詐欺の手口と、被害に遭わないための対策を解説しました。
「買取詐欺」と「支払い詐欺」の手口は巧妙化しており、普段からAppleギフトカードを利用している方や買取サイトに慣れている方でも被害に遭う可能性はあります。
サイト利用時には古物商許可番号と運営者情報を必ず確認し、高すぎる換金率にも特に注意しましょう。
また「ウイルス感染」や「未納料金」を口実にコード番号を要求されたら、それは詐欺です。
万が一被害に遭った場合は、速やかに警察やAppleサポートへ相談してください。
正しい知識を身につけ、悪質な手口の被害に遭うことを未然に防ぎましょう。